PSA方式窒素ガス発生装置

1.窒素ガスの生産方法
窒素ガスを得る方法としては深冷分離法、PSA法(吸着法)、膜分離法の3種類が一般的である。
・深冷分離法→大規模生産、酸素と窒素の同時生産が可能、複雑な機構、立ち上がり時間遅い
・PSA法→中規模生産、カーボン吸着による分離、比較的シンプルな機構、立ち上がり時間若干早い
・膜分離法→小規模生産、膜に対する透過速度の差により分離、シンプルな機構、立ち上がり時間が早い
 
2.PSAガス分離の原理と素材
通常市販などされている活性炭などでは空気中の窒素と酸素を分離・吸着することは不可能と言って良いの
ですが、1980年代に入り開発が進められてきました分子篩炭の製造に成功したことにより
空気中の窒素(4.2×3.0Å)と酸素(3.8×2.8Å)の分子の大きさによる吸着速度差を利用した分離が
可能となりました。
この吸着材を利用し、空気を原料として高純度の窒素を分離するPSA窒素発生装置が復旧し、その便利さと
窒素製造のコストメリット・大規模な配管とその設置など、あらゆる所でメリットをもたらしています。
【単位 Å(オングストローム):1億分の1m:長さの補助単位で、分子学・結晶学・原子物理学で用いる】
吸着速度が違うと言うことはご説明いたしましたが、吸着初期には約1〜2分程度で窒素・酸素を分離
します。吸着時に加圧すると分子の小さい酸素が吸着され、減圧すると吸着した酸素が脱着されます。
分子篩炭を充填した2つの吸着塔で吸着―脱着を繰り返せば連続して窒素を分離することが出来ます。
この方式を採用することにより窒素ガスを身近に製造することが可能となりました。
 
3.PSA窒素発生装置の特長と主な用途
特長
● 素ガスを安価に自家発生できます。
● 週間タイマー・当日時間タイマーの設定により全自動運転ですので、人手がかかりません.
● 高圧ガス取締り法の適応範囲外ですので設置が簡単です。
● コンパクト設計・システムですから設置場所・メンテナンスが容易に行なえます。
● カラーディスプレータッチパネル方式を採用しておりますので、操作も簡単に行なえます。
 
主な用途
● 半田付け作業への窒素パージ
● 電子部品・材料保管庫への窒素吸入
● 食品パッケージングへの窒素充填
● 防爆シールガス等、酸素を排除したい様々な場面
● 自動車・自転車のタイヤへの窒素充填
など、様々な用途にご使用して頂けます
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